(RE-01382)ビーム輸送部用偏向磁石電源の製作【掲載期間:2025年2月12日~2025年4月3日】
- 発注機関
- 国立研究開発法人量子科学技術研究開発機構本部・放射線医学総合研究所
- 所在地
- 千葉県 千葉市
- 公示種別
- 一般競争入札
- 公告日
- 2025年2月11日
- 納入期限
- —
- 入札開始日
- —
- 開札日
- —
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(RE-01382)ビーム輸送部用偏向磁石電源の製作【掲載期間:2025年2月12日~2025年4月3日】
- 1 -入 札 公 告次のとおり一般競争入札に付します。令和7年2月12日国立研究開発法人量子科学技術研究開発機構財務部長 山農 宏之◎調達機関番号 804 ◎所在地番号 12○第71号1 調達内容(1) 品目分類番号 24(2) 購入等件名及び数量ビーム輸送部用偏向磁石電源の製作 一式(3) 調達件名の特質等 入札説明書による。(4) 履行期間 入札説明書による。(5) 履行場所 入札説明書による。(6) 入札方法 落札決定に当たっては、入札書に記載された金額に当該金額の10パーセントに相当する額を加算した金額(当該金額に1円未満の端数があるときは、その端数金額を切り捨てるものとする。)をもって落札価格とするので、入札者は、消費税及び地方消費税に係る課税事業者であるか免税事業者であるかを問わず、見積もった契約金額の110分の100に相当する金額を入札書に記載すること。- 2 -2 競争参加資格(1) 国立研究開発法人量子科学技術研究開発機構契約事務取扱細則第10条の規定に該当しない者であること。ただし、未成年者、被保佐人又は被補助人であって、契約締結のために必要な同意を得ている者については、この限りでない。(2) 国立研究開発法人量子科学技術研究開発機構契約事務取扱細則第11条第1項の規定に該当しない者であること。(3) 令和7年度に国の競争参加資格(全省庁統一資格)を有している者であること。なお、当該競争参加資格については、令和6年3月29日付け号外政府調達第58号の官報の競争参加者の資格に関する公示の別表に掲げる申請受付窓口において随時受け付けている。(4) 調達物品に関する迅速なアフターサービス・メンテナンスの体制が整備されていることを証明した者であること。(5) 当機構から取引停止の措置を受けている期間中の者でないこと。3 入札書の提出場所等(1) 入札書の提出場所、契約条項を示す場所、入札説明書の交付場所及び問い合わせ先- 3 -〒263-8555 千葉市稲毛区穴川4-9-1国立研究開発法人量子科学技術研究開発機構 財務部 契約課 電話 043-206-6262E-mail:nyuusatsu_qst@qst.go.jp(2) 入札説明書の交付方法 本公告の日から入札書受領期限の前日17:00までの間において上記3(1)の交付場所にて交付する。また、電子メールでの交付を希望する者は必要事項(調達番号、件名、住所、社名、担当者所属及び氏名、電話番号)を記入し3(1)のアドレスに申し込むこと。ただし、交付は土曜,日曜,祝日及び年末年始(12月29日~1月3日)を除く平日に行う。(3) 入札説明会の日時及び場所 開催しない。(4) 入札書の受領期限令和7年4月4日17時00分(5) 開札の日時及び場所 国立研究開発法人量子科学技術研究開発機構 千葉地区 会議室令和7年4月17日11時00分4 その他(1) 契約手続において使用する言語及び通貨日本語及び日本国通貨。(2) 入札保証金及び契約保証金 免除。(3) 入札者に要求される事項 この一般競争に参加を希望する者は、封印した入札書に本公告に- 4 -示した物品を納入できることを証明する書類を添付して入札書の受領期限までに提出しなければならない。入札者は開札日の前日までの間において、当機構から当該書類に関し説明を求められた場合は、それに応じなければならない。(4) 入札の無効 本公告に示した競争参加資格のない者の提出した入札書、入札者に求められる義務を履行しなかった者の提出した入札書、その他入札説明書による。(5) 契約書作成の要否 要。(6) 落札者の決定方法 本公告に示した物品を納入できると契約責任者が判断した入札者であって、国立研究開発法人量子科学技術研究開発機構が作成した予定価格の制限の範囲内で最低価格をもって有効な入札を行った入札者を落札者とする。(7) 手続における交渉の有無 無。(8) その他 詳細は入札説明書による。なお、入札説明書等で当該調達に関する環境上の条件が定められている場合は、十分理解した上で応札すること。5 Summary(1) Official in charge of disbursement of the- 5 -procuring entity : YAMANO Hiroyuki, Directorof Department of Financial Affairs, NationalInstitutes for Quantum Science and Technology.
(2) Classification of the products to be procured :24(3) Nature and quantity of the products to bemanufactured : Manufacturing of bendingmagnet power supply for beam transport section1set(4) Delivery period : As shown in the tenderDocumentation(5) Delivery place : As shown in the tenderDocumentation(6) Qualifications for participating in the tenderingprocedures : Suppliers eligible for participatingin the proposed tender are those who shall :A not come under Article 10 of the Regulationconcerning the Contract for NationalInstitutes for Quantum Science andTechnology, Furthermore, minors, Personunder Conservatorship or Person underAssistance that obtained the consentnecessary for concluding a contract may beapplicable under cases of special reasons- 6 -within the said clause,B not come under Article 11(1) of theRegulation concerning the Contract forNational Institutes for Quantum Scienceand Technology,C have qualification for participating intenders by Single qualification for everyministry and agency during fiscal 2025D prove to have prepared a system to providerapid after-sale service and maintenance forthe procured products,E not be currently under a suspension ofbusiness order as instructed by NationalInstitutes for Quantum Science andTechnology.
(7) Time limit of tender :5:00 PM, 4, April, 2025(8) Contact point for the notice : Contract Section,National Institutes for Quantum Science andTechnology, 4-9-1 Anagawa, Inage-ku, Chiba-shi 263-8555 JAPAN(TEL.043-206-6262, E-mail: nyuusatsu_qst@qst.go.jp)( 9) Please be noted that if it is indicated that- 7 -environmental conditions relating to theprocurement are laid down in its tenderdocuments.
ビーム輸送部用偏向磁石電源の製作仕様書国立研究開発法人量子科学技術研究開発機構21. 目的本件は、国立研究開発法人量子科学技術研究開発機構(以下、「量研」という。)が運用するNanoTerasuにおいて、線型加速器から蓄積リングへ向けて電子ビームを輸送する、ビーム輸送部における偏向磁石電源予備機を製作及び設置配線作業をするものである。2. 概要本電源は、交流電流を直流電流に変換し、出力を電磁石に印加するものである。出力電流の変動は、代表値で20ppm(pk-pk)以下の高安定電源である。電源は、電力を変換する電力回路と、電源全体を制御する制御回路で構成される。電力回路はAC電力をDC整流し、スイッチングにより電流制御するスイッチング方式とする。この電流制御は、高精度ADC回路とFPGAを用いたデジタル制御にて行う。既設の電源故障時に、本件で製作する予備機に短時間で切り換えて調整作業が完了するよう、既設の電源の遠隔からの制御方式及び設定方法は完全互換であるものを製作する。本件は、電源と切換器の設計、製作、搬入・設置、配線・配管までを含む。3. 仕様範囲 電磁石用大電力電源 U-330 Type-A (蓄積リング棟電源室内設置) 1式 電磁石用大電力電源 U-330 Type-B (線型加速器棟クライストロンギャラリー設置) 1式必要な材料手配、製作、試験、梱包、輸送、搬入、据付調整を行うこと。4. 本装置の使用条件(1) 設置建屋内の温度: 20-30 ℃(2) 設置建屋内の湿度: 60%以下(3) 供給AC電力:・ 電力回路用: 三相400Vまたは三相200V, 電力変動±5%、商用周波数50 Hz・ 制御回路用: 単相200V, 電力変動±5%、商用周波数50 Hz(4) 冷却水・ 水質: 純水・ 静圧力: 0.3 MPa以下・ 圧損: 定格流量にて0.2 MPa以下・ 水温: 25-28℃を想定すること。温度安定度は0.2℃を想定すること。5. 一般事項(1) 納入場所及び納入条件宮城県仙台市青葉区荒巻青葉468-1NanoTerasuの指定する所据付・調整渡し(2) 納期令和8年3月31日※ただし設置場所における冷却水配管作業及び電力の配線作業は NanoTerasu のユーザー運転期間を避けるものとし、その具体的な作業日時については受注後に量研担当者と協議の上で決定すること。3(3) 提出書類下記の書類を、指定された時期に提出すること。なお、記載する言語は日本語とする。書類名 提出時期 部数納入仕様書 契約後速やかに 文書1部設計承認図:回路概略図(信号系統や主要パラメータを記載)外観寸法図・内部構造の概略図配線・端子などのピンアサイン表操作・インターロックの動作シーケンスフィードバック制御回路(FPGA)の設計資料及びソースコード(プロジェクト形式)製作前 文書1部電子メディア(FPGA のコード)工場試験検査要領書 工場試験前 文書1部アドレスマップ 工場試験前 電子データ工場試験検査成績書 搬入前 文書1部搬入・設置計画(配線図、配管図、工程表を含む)搬入前 文書1部完成図書以下の書類をファイルに綴じたもの。・上記の各書類・取扱説明書納入時 文書1部・電子データ完成図書の各書類のPDFファイル図面のDXFファイルFPGAのソースコード(プロジェクト形式にて)その他、PLCなどのソースコード納入時 電子メディア(CD や USB メモリなどの電子記録媒体)(4) 検査条件・ 本仕様書に記載した各種試験を実施し、合格すること。なお、試験前に試験検査要領書を作成して量研職員の確認を得ること。試験結果は試験検査成績書に記載して、提出すること。・ 外観検査・員数検査を行い、量研が合格と認めること。・ 機器の設置、配線が本仕様書に沿って完了されたことを量研が確認し、合格すること。・ 試験検査成績書、その他の提出図書の確認を行い、量研が合格と認めること。(5) 技術打合せ・ 工程及び詳細設計に関する技術打合せを、契約締結日から納期までの期間において少なくとも1回以上、量研担当者の指示する日時、場所にて行い、受注者は1名以上の設計担当者4(技術者)が出席すること。開催場所は日本国内の指定する場所とする。なお、打合せ時の使用言語及び用いる資料は日本語とする。・ 設置では、現場での工程管理を行い、他の作業などとの調整も行うこと。(6) 支給品フィードバック制御に用いる、FPGAのソースコードは量研より支給する。この標準コードを基に、電源構成・動作に応じて適宜改良して用いること。また既設の電源のEtherCATアドレスマップを量研より支給する。このアドレスマップによる制御で既設電源と同じ動作となるようにすること。(7) 情報開示電気回路図、制御回路図の設計情報は、完成後あるいは製作中に随時、開示し協議を行うこと。特にインタ-ロックの設定条件や設定値について、詳細を明記すること。ただし、開示情報は契約目的以外には使用しないものとする。(8) 品質管理本品の製作に係る設計・製作・試験等は、全ての工程において、以下の事項等について十分な品質管理を行うこととする。① 管理体制② 設計管理③ 外注管理④ 現地作業管理⑤ 材料管理⑥ 工程管理⑦ 試験・検査管理⑧ 不適合管理⑨ 記録の保管⑩ 重要度分類⑪ 監査(9) 適用法規・規格基準本品は、放射性同位元素等規制法(RI規制法)の適用を受ける放射線発生装置を構成するものである。従って、設計・製作・試験・据付調整等にあたっては、以下の法令、規格、基準等を適用または準用して行うこと。① 放射性同位元素等規制法(RI規制法)② 労働安全衛生法③ 日本工業規格(JIS)④ その他受注業務に関し、適用または準用すべき全ての法令・規格・基準等(10)安全管理(ア) 一般安全管理① 本品の製作作業に際し綿密かつ無理のない工程を組み、材料、労働安全対策等の5準備を行い、作業の安全確保を最優先としつつ、迅速な進捗を図るものとする。② また、作業遂行上既設物の保護及び第三者への損害防止にも留意し、必要な措置を講ずるとともに、火災その他の事故防止に努めるものとする。(イ) 作業現場の安全衛生管理は、法令に従い受注者の責任において自主的に行うこと。(ウ) 受注者は、作業着手に先立ち量研と安全について十分に打合せを行った後着手すること。(エ) 受注者は、作業現場の見やすい位置に、作業責任者名及び連絡先等を表示すること。(オ) 作業中は、常に整理整頓を心掛ける等、安全及び衛生面に十分留意すること。(カ) 受注者は、本作業に使用する機器、装置の中で地震等により安全を損なう恐れのあるものについては、転倒防止策等を施すこと。(11)契約不適合責任契約不適合責任については、契約条項のとおりとする。(12)知的財産権知的財産権については、知的財産権特約条項のとおりとする。
(13)グリーン購入法の推進(a) 本契約において、グリーン購入法(国等による環境物品等の調達の推進等に関する法律)に適合する環境部品(事務用品、OA機器等)が発生する場合は、これを採用する。(b) 本仕様書に定める提出図書(納入印刷物)については、グリーン購入法の基本方針に定める「紙類」の基準を満たしたものであること。(14)物品識別タグ本契約において納入する全物品のリストを量研が指定する様式にて納入前に量研に提出すること。提出リストを元に、量研側でユニーク識別コードが書かれたタグを準備し支給する。量研が指定した全物品に対し、支給タグを貼り付けた後に納入すること。タグを貼る箇所については別途指示する。(15)機密の保持受注者は、本品の製作にあたり、量研から知り得た情報や本契約により作成された資料を厳重に管理し、本業務遂行以外の目的で、受注者及び下請会社等の作業員を除く第三者への開示、提供を行ってはならない。ただし、予め量研担当者の承諾を得た場合にはこの限りでない。(16)協議本件は仕様書に基づいて行うものとし、これらに疑義が生じた場合は量研担当者の指示に従うこと。部材や製作・施工方法、試験・測定方法、寸法や形状等は原則、仕様書に記載する方法や値を採用すること。機器構成を含む詳細については量研担当者の指示に従うこと。不明点・変更点があれば量研担当者の指示を仰ぎ、変更点についてはその旨文書にて記録を作成し報告・確認を得ること。(17)権利の帰属本設計により製作したFPGAのソースコードの著作権は量研に属するものとする。6(18)現地作業の留意点・ 放射光施設内の線型加速器トンネル、クライストロンギャラリー、蓄積リングトンネル、実験ホール、内周通路、その他ユーティリティ室における工事用電力、工事用水、工事用圧縮空気については無償にて提供する。・ 現地事務所に関し、次世代放射光施設外の量研の指定する用地を貸与する。その他の現地事務所建物、電気水などの各種インフラについては受注者の責で準備すること。・ 次世代放射光施設内の線型加速器トンネル、クライストロンギャラリー、蓄積リングトンネル、実験ホール、内周通路、その他ユーティリティ室におけるクレーン、ホイストを有資格者が用いて作業することを許可する。(19)その他・ 製品の瑕疵について明らかになった場合、使い勝手等を含む性能が保証できるよう速やかに対処すること。・ 故障発生時には、連絡後 48 時間以内に、現地において技術者が復旧作業を行える体制であること。更に、緊急の要請があった場合には、24時間以内に技術者が現地にて復旧作業を行えるアフターサ-ビス・メンテナンスの体制を整備すること。・ 瑕疵担保期間内外を問わず、故障・不良等が発生した場合には、速やかな対処が可能であること。また原因、対処方法を速やかに量研担当者に報告すること。76. 装置仕様(1) 電源種類、数量・ 電源名称、数量、電圧・電流定格などは、下記の表1の通りとする。表1:電源名称、極性、電圧・電流定格、数量電磁石電源名称極性電流(A)電圧(V)入力電圧(V)設置形態台数設置場所BT系電磁石PS-U330(Type-A)単極 330 60 AC400 自立 1蓄積リング棟PS-U330(Type-B)単極 330 60 AC400 自立 1線型加速器棟(2) 共通仕様・ 下記の表2の仕様は、各電源とも共通とする。表2:共通仕様項目 仕様値 備考出力負荷 電磁石(誘導性負荷)出力数 1出力形式 単極性(ユニポーラー)出力制御スイッチング方式PWM(Pulse Width Modulation)制御変換効率 85%以上 定格出力において。力率 90%以上 定格出力において。スイッチング周波数 20 kHz以上 可聴周波数より高いこと。電流リップル 定格電流値の20 ppm(pk-pk)以下1-1kHzの測定帯域ただし、定格電流の 10-100%の出力範囲において。電流設定分解能 20 bit以上 フルスケールに対し。温度係数 10 ppm/K以下雰囲気温度及び電流検出部の温度変化に対し。長時間変動 20 ppm/8hour以下 初期変動は除く。フィードバック制御 FPGAによるデジタル処理外部通信 EtherCAT通信(3) 全体構成・ 本電源は、大電力出力の電力回路と、電源制御を行う制御ユニットで構成される。制御ユニットはADC回路、フィードバック制御回路、そして電源全体の動作及び上位通信を行う動作制御回路などで構成される(図1参照)。・ 電力回路では、入力3相AC400Vまたは3相AC200Vを受け、DC整流を行う。・ 電力回路では、整流コンデンサから出力フィルタまでをユニット化する。各電源の電圧電流8の違いは、このユニットの直並列数によって対応できるようにすること。ユニット種類を 3種類以下とし、ユニットの共通化を図ること。・ 制御ユニット内に、電流・電圧フィードバック用ADC回路、フィードバック制御回路、動作制御回路を納めること。表1の各種電源の制御ユニットは共通化を図ること。・ 出力電流の安定化はデジタル・フィードバック制御システムで実現される。出力電流を高精度の DCCT と ADC 回路で高分解能デジタル信号とし、FPGA フィードバック制御回路にて、PI(Proportional-Integral)制御とPWM制御を行い、スイッチングユニットのGate信号を出力するフィードバック制御システムである。・ 動作制御回路は、電源の動作制御、インターロック処理、上位との通信等を行うものとする。
継ぎ目を作るときはカシメ継ぎ手を用い、場所によってはカバーを付けるなど、水漏れ時に電気部品への飛散を防止すること。・ 回路配置、配線経路、接地方法は、電力回路のノイズが制御回路に回り込みにくい実装とすること。具体的には、下記の通りとする。 電力線と制御線の経路は分離すること。 筐体の材質には、極力スチールを用いること。 接地は、電力回路と制御ユニットで明確に分離し、筐体接地の導入部での一点接地を心がけること。・ 前面パネルに、負荷電磁石名を表示できるよう、名札ケースを備えること。・ 既設の同型電源と互換の筐体構造を原則とするが、予備機への切換え作業のために設置場所を勘案してケーブル等の取り出し場所を既設品と変更する可能性があるため、その他の詳細は、別途打合せ時に指示するものとする。(9) 冷却機構・ 発熱部品には、水冷または強制空冷により過熱を防止すること。温度は、表面温度で概ね70℃以下を目指すこと。ただし、リアクトルなどの耐熱部品はこの限りではないが、周辺部品への熱伝達を防止すること。・ 冷却水を用いる場合は、電源内に流量計を設置して流量を監視し、前面パネルにて流量表示すること。また、流量低下時には警報を発報すること。・ 水冷機構の耐水圧は1.0MPa以上で設計し、定格流量時の差圧は0.2MPa以下とする。・ 水冷機構に使用する材質は、銅、SUS、またはゴムチューブとし、アルミ及び樹脂は使用不可とする。ただし、流量計などは除く。(10)操作・表示・モニタ機能・ 前面パネルで機器の操作、状態表示、モニタ出力を行えること。具体的には下記を備えること。 タッチパネル(操作、状態表示) 電流・電圧モニタ出力端子(BNC等) 非常停止ボタン 流量表示(水冷の場合) リモート/ローカル切換スイッチ(機械式とする)・ タッチパネルはフルカラー表示とし、電源の状態表示以外に、動作制御や電流設定、インターロック表示、パラメータ変更など行えること。画面デザインなど詳細は別途打合せにて決定する。(11)インターロック・ 内部異常・外部異常のインターロックが立った場合は、異常内容に応じて、出力の停止または警報を発報すること。前面パネルに各種インターロック表示を設けること。・ インターロック発報時は、ラッチをかけて状態保持をすること。・ 外部機器とのインターロックの入出力を行えること。13 外部インターロックの入力(負荷異常など)は無電圧接点入力とし、電源側からDC24V(10mA)を供給する。 外部へのインターロック出力は無電圧接点出力とし、外部から DC24V(10mA)が印加可能なこと。・ インターロック発報時の処置は、下記の通りする。 重故障時:スイッチング動作を停止する”即時停止”、または電流を0Aまで一定時間で下げてから停止する”0A停止”の二種類とする。”0A停止”時の停止時間は、回路構成も考慮の上、打ち合わせにて決定する。赤色インターロック表示を発報すること。 軽故障時:出力は継続したままで警報のみ発報する“警報出力”とする。 表5-1,5-2に標準的なインターロック項目と処置を示す。ただし、電源の構成に応じて変更できるものとする。表5-1:重故障インターロック項目(参考)項目 電源動作処置 備考非常停止 即時停止 ブレーカーOFF出力過電圧 即時停止出力過電流 即時停止FPGA異常 即時停止内部温度異常 即時停止 ブレーカーOFFDC電圧異常 即時停止 ブレーカーOFFFUSE断 即時停止 ブレーカーOFFFAN異常(複数) 0A停止負荷異常:流量 0A停止負荷異常:温度 0A停止外部インターロック入力 0A停止漏水警報 0A停止 数秒の時定数のフィルタを設けること。冷却水流量異常 0A停止 数秒の時定数のフィルタを設けること。表5-2:軽故障インターロック項目(参考)項目 電源動作処置 備考電流偏差異常 警報出力(出力継続)設定から±5%以上の偏差FAN異常(単体) 警報出力(出力継続)(12)上位通信・ 上位制御機器との通信は、EtherCATにて行うものとする。・ 量研支給のEtherCATのアドレスマップをベースにEtherCATアドレスマップを作成し、工場試験前までに提出すること。14・ 上位制御系から、電源へは下記の指令を受けるものとする。① 受電On/Off② 出力On/Off③ 設定電流④ 警報等のRESET・ 電源から上位制御機器に対しては、下記のステータスを出力する。① 動作状態② 設定電流値③ 出力電流値④ 出力電圧値⑤ 整流電圧値⑥ 各種警報等のステータス⑦ その他、予備・ 詳細は別途協議の上決定する。(13)デバッグ・デジタルモニタ機能・ FPGA内部のデジタル処理値を、DACなどによりアナログ信号に変換し、オシロスコープなどで波形測定できる機能を備えること。・ 出力電圧・電流のデジタル信号で出力する端子を備えること。出力信号はSPI出力を想定するが、詳細は別途指示する。7. 設計評価(1) シミュレーション評価電源のスイッチング動作、整流回路、出力フィルタ、負荷インピーダンス、及びフィードバック制御を模擬した回路シミュレーションを行い、下記の評価を行うこと。なお、負荷インピーダンスは、契約後に提示する。① 開ループ伝達関数を評価し、位相余裕、ゲイン余裕が十分に取れていること。② 整流回路におけるACリップルを評価し、これによる出力電流のリップルが20ppm(pk-pk)以内に収まるよう、フィルタ及びフィードバック制御の設計・評価をすること。③ スイッチング動作による電流リップルが20ppm(pk-pk)以内に収まっていること。詳細は表2参照のこと。(2) 熱評価スイッチング動作や抵抗部などの発熱と冷却機構の能力をそれぞれ評価し、部品温度が適切な温度に収まることを確認すること。発熱が大きい部品を空冷する場合は、部品周辺部の対流をシミュレーションなどで評価すること。(3) 制御ソフト設計フィードバック制御回路は、特性パラメータや動作クロックなどを記載した動作概略ブロック図を作成すること。また、入出力信号リストを作成すること。HDLコードを作成し、シミュレータなどで動作評価を行うこと。また、FPGA評価回路などにより動作確認を行い、シミュレーション結果と比較すること。158. 切換器・ 電磁石への通電経路を通常電源と待機電源に切り換えられる切換器が電磁石電源室内に設置されている(本件仕様範囲外)。・ 切換器は、入出力の端子台を備え、端子間の配線を変更することで、通常電源と待機電源の経路切り換えを行えるものである。・ 蓄積リング棟電磁石電源室に設置するU330電源Type-Aについては、上記切換器からのびる予備機用の電源ケーブルと接続し、切換器によって電磁石電源を既設のものと予備機とを変更ができるようにすること。
9. 工場試験装置の出荷に先立ち、工場において下記の試験を実施し試験成績書を提出すること。なお、試験詳細は別途打合せによる。(1) 各ユニットの単体試験:・ 電力回路のスイッチングユニットは、各ユニット製作時に、単体にて動作試験を行うこと。・ ユニットの型式試験では、過電圧・過電流が無いことを確認し、8時間以上の連続通電試験で、各部品の温度上昇を測定し、安定な出力が得られることを確認すること。・ 量産時は、定格出力が得られることを確認すること。(2) 外観構造寸法試験(3) 絶縁試験(4) インターロック試験(5) 操作試験(6) 通信試験:EtherCAT試験機と接続し、試験機からの遠隔操作、設定変更、データ読み出しなどが、正常に行えることを確認すること。試験内容詳細については量研担当者と協議の上で決定する。(7) 出力試験:模擬負荷と組み合わせ、定格電流にてバランス確認と調整、各モニタ値の較正、リップル計測(1Hz-100kHzの周波数帯域)を行う。(8) 長時間試験:・ 型式試験:定格電流もしくは類似の出力条件にて 24 時間以上の連続動作試験を行う。このとき、合わせて下記の項目を計測する。① 通信健全性:EtherCAT試験機との通信が安定していること。② 安定度計測:出力電流の長時間変動が、初期変動を除いて仕様を満たすことを確認すること。③ 受電電圧変動:受電電圧を±5%変動させた場合に、出力電流の変動幅が仕様を満たすことを確認すること。④ 温度変化試験:2℃以上の雰囲気温度の変動に対し、出力電流の変動、または温度係数が仕様を満たすことを確認すること。16⑤ 内部温度測定:機器内部の主要な発熱部品などの温度を測定し、規定の温度以下であることを確認すること。規定値は、設計時に決定する。10. 保管・ 製作後、搬入までの間、機器を保管すること。・ 空調が効いた屋内空間で保管すること。温度は概ね 15~30℃の範囲とし、結露などが無きこと。・ 電源の冷却水配管を、水抜き後に圧縮空気にて十分乾燥させてから、保管すること。11. 機器設置作業(1) 施設に機器が設置可能になった後に、製作機器を搬入し、製作した各電源を、電磁石電源室(別図 1 参照)と線型クライストロンギャリー(別図 2 参照)に設置し、配線及び配管作業を行う。機器の設置場所と作業内容は、表6の通りとする。表6:電源の設置場所、台数及び設置作業。作業項目を〇印で表示。設置場所電源系統電源名称設置形態設置台数配管作業AC入力配線DC出力配線線型加速器棟クライストロンギャラリーBT系PS-U330(Type-B)自立 1 ○ ○ -蓄積リング電磁石電源室BT系PS-U330(Type-A)自立 1 ○ ○ ○(2) 機器設置計画の作成・ 機器の搬入手順、配置図、配管・配線図を含めた、搬入・設置計画書を作成し、作業開始前までに量研担当者の承認を得ること。・ 作業の進捗に合わせ、作業手順、作業スケジュールなど、作業の詳細手順を作成し、量研担当者と打合せを行うこと。・ 作業に必要な部材も調達も行うこと。(3) 機器の搬入及び運搬・ 搬入は線型加速器棟ライナック搬入室 (A-Gate)から行う。ライナック搬入室では、床上クレーン(耐荷重20トン)を有資格者が用いて作業することを許可する。・ 線型クライストロンギャリーに、PS-U330 Type-Bを 1 台設置する。設置位置及び搬入経路は、別図2を参照のこと。・ リング内周の電磁石電源室(別図1)に、BT系下流用のPS-U330 Type-Aを1台設置すること。電源の搬入は、ライナック搬入室から地下連絡通路を通じて運搬すること(別図2、別図3参照)。内周側では、床上クレーン(耐荷重15トン)を有資格者が用いて作業17することを許可する。・ ハンドリフターなどの汎用的な運搬道具は、備え付けのものを使用できるが、専用器具などは作業者が準備すること。(4) 機器の設置・ 自立型電源は、設置後にアンカー打設にて固定すること。・ 詳細な設置場所は別途指示する。(5) 配線作業設置した電源に必要な以下のケーブル配線作業を行うこと。・ 共通事項 ケーブルの選定、調達、配線を行うこと。ケーブル種類、配線経路、固定方法は、電源毎に異なるため、詳細を打ち合わせにて決定する。 配線の両端には、接続先・接続元・ケーブル名を明記したタグを付けること。 配線後に、絶縁試験を行うこと。・ 線型クライストロンギャラリー電源の配線作業 分電盤~電源間のAC電力線、制御用電力線の配線を行うこと。 使用する分電盤は別途指示する。ケーブル長は7mを想定すること。 使用するケーブルは、難燃性のあるケーブルを用いること。 DC出力線の配線作業は行わない。・ 電磁石電源室内の電源配線作業 電磁石電源室の概略図を別図1に示す。電源配置は参考とする。 分電盤~電源間の AC 電力線、制御用電力線の配線を行うこと。配線経路は、原則として床ピット内とする。 電源~切換器の配線を行う。配線経路の詳細は別途指示する。 ケーブルのシールドは、末端両側を接地すること。18表7:SR系配線の諸元電源系統 電源名称 ケーブル径 系統数ケーブル全長(参考値)BT系PS-U330(Type-A)200sq 1 100m BT系配線は、別図3のように、トンネル天井上を通じて、2カ所の導入孔から、トンネル内の取合い端子台に接続しており、本件で製作する予備機(PS-U330 Type-A)の設置予定箇所の直上のラダーまで DC出力ケーブルが敷設済みである。本件では、この敷設済みケーブルと電源を接続すること。 使用しているケーブルは、ノンハロゲンの難燃性シールド付きのケーブルであり、ケーブルのシールドは、末端両側をそれぞれ接地されている。(6) 配管作業・ 線型クライストロンギャラリーでは、水ヘッダ(設置は仕様範囲外)から電源まで、冷却水配管の敷設を行うこと。取合いは、テーパー型ねじ込み継ぎ手を想定すること。・ 電磁石電源室では、水ヘッダから電源に冷却水配管の敷設を行うこと・ いずれも水ヘッダのうち、使用するポートは量研担当者と協議の上で決定する。・ 冷却水配管は金属管、フレキシブルホース、またはゴムホースを使用すること。・ 配管の継ぎ手は、ねじ込み型継ぎ手、または加締め型継ぎ手を用いること。また、電源との接続部はカプラ型継ぎ手を配し、脱着時の水もれを防止すること。・ 配管は極力ピット内を通し、電力線とは分離して配管すること。また、ピット内には漏水センサを付けること。・ 冷却配管の敷設後、配管のフラッシング洗浄、耐水圧試験、通水漏れ確認を行うこと。・ 配管の両端には、接続先・接続元・配管名を明記したタグを付けること。
(要求者)部課室名:NanoTerasuセンター高輝度放射光研究開発部 加速器グループ氏 名:小原 脩平19別図1:電磁石電源室及び内部の電源配置図(参考図)。扉・シャッター、ピット、分電盤、取水口などの詳細は受注後に開示する。別図2:ライナック搬入室から線型クライストロンギャラリー電源設置箇所までの搬入経路参考図(太線矢印)。蓄積リング電磁石電源室への搬入経路は、電源をクレーンでライナック搬入室の搬入開口を通して地下連絡通路へ降ろし、内周搬入エリアの搬入開口を通して内周の電磁石電源室へ運ぶ(点線矢印)。20別図3:BT系の天井配線概略図。既設品のために敷設済みのため本件では敷設を省略する。