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仕様書とは

4分で読める編集部

入札で「何を」「どんな品質で」「どうやって」提供するかを細かく定めたのが仕様書です。見積もりの根拠になり、契約後は成果物の合否を判定する基準にもなります。入札説明書が「手続きのルールブック」なら、仕様書は「やるべきことの設計図」です。

設計仕様書と性能仕様書

仕様書には大きく2つの考え方があります。

設計仕様書は「こうやってください」と方法を指定するタイプ。使う材料、工法、寸法まで細かく決められていて、受注者の自由度は低い。実績のある定型的な工事や調達に向いています。

性能仕様書は「こういう結果を出してください」と求める成果を指定するタイプ。方法は受注者に委ねられるので、独自の技術やアイデアを活かせます。ITシステムの開発や、技術革新の余地がある業務によく使われます。

読み方のコツ

仕様書を読むときに意識すべきなのは「必須」と「任意」の区別です。

「〜すること」「〜しなければならない」は必須要件。これを満たさないと不適合になります。「〜が望ましい」「〜を推奨する」は任意要件。満たせば加点されることもありますが、必須ではありません。

この区別を曖昧にしたまま見積もりを作ると、必須要件を見落として不適合になったり、任意要件まで全部盛り込んで高コストになったりします。

仕様書に問題があるとき

ときどき、特定のメーカーの製品を指定するなど公正な競争を妨げるような仕様書に出くわすことがあります。「○○社製△△と同等以上」という書き方自体は許容されますが、実質的に1社しか対応できない仕様になっている場合は問題です。

こうしたケースでは、質問期間中に書面で指摘するか、苦情申立制度を利用して是正を求めることができます。

受注後も手元に

仕様書は入札のときだけでなく、受注後の業務遂行中も常に参照する書類です。検収のときに「仕様書に書いてあったのに満たしていない」と指摘されたら、やり直しか減額の対象になります。仕様書の要件は一つ一つ確認しながら業務を進めましょう。

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